Nakaniwaの紹介と作り方

Nakaniwaの紹介と作り方

2021-10-24

著者: 経験に学ぶ愚者

keyboard

はじめに

セパレートな60%キーボードです。他の同様なキーボードと異なるところは、がっちゃんこしてくっつけても必ず間に空間があくところです。これ即ち、中庭です。

中庭をアイデンティティとすることで、セパレートで無くてもいいじゃんという発想が生まれ、一体型にもできるようなキット(一体化用プレートも含まれている)になっています。

一体化キットには、ただくっつけて一体化するものと、更に間を空けて、その上に、Magic Trackpad を載せられるようになっているものの2パターンがあります。

mac使いとしては、Magic Trackpadは最強なポインティングデバイスなので、中庭にそれを置けば、最強のキーボードとなり、限り無くエンドゲームに近いキーボードだと思っています。

注意

キットに含まれるもの

名称数量備考
ベース・プレート(左)1枚Pro MicroやI/Oエキスパンダーボード、TRRSジャック等を取り付けます
ベース・プレート(右)1枚
ボトム・プレート(左1)1枚ベース・プレートの下に配置します
ボトム・プレート(左2)1枚ボトム・プレート(右2)と繋がっています
ボトム・プレート(右1)1枚
ボトム・プレート(右2)1枚ボトム・プレート(左2)と繋がっています
トップ・プレート(左1)1枚キースイッチを固定します
トップ・プレート(左2)1枚トップ・プレート(右2)と繋がっています
トップ・プレート(右1)1枚
トップ・プレート(右2)1枚トップ・プレート(左2)と繋がっています
トップ・プレート(右3黄)1枚
トップ・プレート(右3赤)1枚
スイッチ・プレート(左)1枚LEDやソケットを半田付けします
スイッチ・プレート(右1)1枚
スイッチ・プレート(右2)1枚
一体化(広)トップ・プレート1枚一体化する際に使用します
一体化(広)ベース・プレート1枚
一体化(広)ボトム・プレート1枚
一体化(狭)トップ・プレート1枚
一体化(狭)ボトム・プレート1枚
キースイッチ・ソケット(Cherry MX用)71個
コンスルー(h7 6pin)20本ベースボード・キットとの接続に使用します
コンスルー(h4 6pin)4本ベースボード・キットの接続に使用します
コンスルー(h2 6pin)14本I/Oエクスパンダ・ボードの接続に使用します
I/Oエクスパンダ・ボード(32P)2個PCA9555を2個搭載しています。(緑または黄)
I/Oエクスパンダ・ボード(16P)1個PCA9555を1個搭載しています。(緑または黄)
TRRSジャック8個他のデバイスやセパレート時の接続に使用します
タクトスイッチ1個リセットスイッチとして使用します
表面実装抵抗(2.2kΩ)2個SCAとSCLのプルアップ抵抗です
表面実装抵抗(10kΩ)1個INTのプルアップ抵抗です
表面実装コンデンサ(1μF)4個TRRSのVCCに繋げるパスコンです
ジャンパ・ピン(ジャン太)20個I/Oエクスパンダのアドレス指定と一体化時に使用します
スペーサ(M2 h12)12個トップ・プレートの固定に使用します
スペーサ(M2 h7)11個スイッチ・プレートの固定に使用します
スペーサ(M2 h4)1個スイッチ・プレート(右2)の固定に使用します
M2ネジ(6mm)23個ボトム・プレート側からスペーサを固定します
M2ネジ(5mm)13個ボトム・プレート側からスペーサを固定します
M2ネジ(4mm)12個スイッチ・プレート側からスペーサを固定します
ゴム足8個ボトム・プレートに貼り付けます
スポンジゴム1個ProMicroの固定に使用します

上記以外に必要なもの

3Uスタビライザ

3U用のスタビライザは入手困難なので、2U用のスタビライザと3U用のワイヤ(遊舎工房 で購入できます)を組み合わせるのがおすすめです。

ボトム

トップ

一体化

パーツ

トッププレートとボトムプレートの切断とヤスリがけ

繋がっているトッププレートとボトムプレートをニッパで切断します。

トップ

突起した部分をヤスリがけして平らにします。

トップ

ついでに、トッププレートにスポンジゴムを接着します。 これが、ProMicroを押さえる役割をします。

トップ

ベースプレートとボトムプレートの組み立て

抵抗(表面実装)やコンデンサ、TRRSジャック、タクトスイッチを半田付けします。

抵抗は表面に小さく「222」と書いてあるのが2.2kΩ、「103」と書いてあるのが10kΩです。コンデンサにはなにも表記がありません。R1, R2に2.2kΩの抵抗を、R3に10kΩの抵抗を、C1, C2にコンデンサを半田付けします。

表面実装部品の扱い方はググるとたくさん出てきますが、簡単に説明しておきます。

ベース

続いて、コンスルーを全て差し込みます。これは位置合わせのためなので、作業途中で外れてしまってもかまいません。

ベース

ボトム・プレートの上にベース・プレートを重ね、以下の組み合わせで固定します。

7mmのスペーサとM2 6mmでスペーサを固定します。(右下のみ、4mmのスペーサと5mmのネジの組み合わせ)

注意

当研究所では、ジュラコン(樹脂)のスペーサーを使用しています。そのため、力任せに締め込むとスペーサーの ネジ山が破損 します。軽く抵抗があるくらいのところで止めてください。

ベース

スイッチ・プレートの組み立て

スイッチ・プレートの裏側に、スイッチ・ソケットを半田付けしていきます。

その際、下記の要領で行うと楽に半田付けできます。

スイッチ

半田付け後はこんな感じ

スイッチ

I/Oエクスパンダ・ボードの取り付けとスイッチプレートの取り付け

I/Oエクスパンダ・ボードを差し込み、ジャンパを使って、アドレスを指定します。

よく分からない場合は、画像を拡大して、それにならってください。

エクスパンダ

このとき、ProMicroも差し込んでください。

その後、ベースボードに刺さっているコンスルーに併せてスイッチ・プレートを載せ、M2 4mmのネジで固定します。

スタビライザの取り付け

スタビライザを取り付けます。

配置上の問題で通常の向きとは逆になっているので注意してください。

スタビライザ

注意

3Uのスタビライザを使わずに、キースイッチを3つ使用することもできます。

この場合は、Remap等でキーマップを変更できないので、自分でビルドし直す必要があります。

スイッチとトッププレートの取り付け

本キットでは、トッププレートとスイッチプレートは固定しないので、四隅のキーをはじめに挿して、それから1つずつキースイッチを挿していく方法と、先にトッププレートにスイッチを填め込んでから、一気にスイッチプレートに挿す方法がありますが、自分は一気に挿す方法が好みです。

右下部分は、黄色と赤のプレートがあるので、お好みの方を使用してください。

トップ

トッププレートの取り付け

ProMicroとI/Oエクスパンダ・ボード隠すようにトッププレート(2)をM2 4mmのネジで固定します。

トップ

スプリット型

スプリットで使用する場合は、TRRSケーブルで一番内側か一番外側のジャックを繋げます。

その内側は、moduloではINT信号だけなので、繋がなくてもかまいません(現時点ではINTは使用していないので)。

スプリット型

一体型(狭いバージョン)

狭い中庭に一体化する場合は、左右のベースプレートを直接並べた状態で、トッププレートとボトムプレートで固定します。

その後、 内側端にある端子をジャンパで繋ぎます(6カ所)。これにより、ケーブルを介さず、直接VCC, SDA, SCL,INT, GND信号が繋がります。

ベース

一体型(広いバージョン)

広い中庭に一体化する場合は、左右のベースプレートの間に、一体化用ベースプレートを挟んだ形で並べた状態で、トッププレートとボトムプレートで固定します。

その後、 内側端にある端子をジャンパで繋ぎます(6×2カ所)。これにより、ケーブルを介さず、直接VCC, SDA, SCL,INT, GND信号が繋がります。

ベース

ファームウェアの書込

自分でビルドする方法

githubの当研究所のリポジトリからcloneし、gabunshitu/nakaniwa_lcをmakeします。具体的には、

$ git clone https://github.com:abplus-lab/qmk_firmware.git
$ cd qmk_firmware
$ make gabunshitu/nakaniwa_lc:via:avrdude

とします。

ビルド済みファームウェアを入手

当サイトからダウンロードして、QMK Toolbox等で書き込んでください。

Remapから書込

RemapのNakaniwaで、FLASHしてください。